戦国時代から続くとろろ汁『元祖丁子屋』

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丸子宿・元祖丁子屋を訪ねて

静岡県静岡市。ここには、東海道五十三次のひとつ「丸子宿(まりこじゅく)」があります。

かつて旅人たちが行き交ったこの街道沿いに、茅葺き屋根の立派な建物が、ふと現れます。

それが、創業400年以上を誇る老舗・元祖丁子屋(ちょうじや)。今なお江戸の面影を残す、貴重な存在です。

この丁子屋でいただける名物が、旅人たちの疲れを癒やしてきたという「とろろ汁」。

麦ごはんに、ふわとろの自然薯。そのやさしい味わいが、冷えた体と心にじんわりと染みわたります。

でも、丁子屋の魅力はそれだけではありません。

店内には、江戸時代に実際に使われていた旅人の道具や、芭蕉・十返舎一九・歌川広重といった文化人ゆかりの資料がずらり。

とろろを味わいながら、歴史にも触れることができる——まさに食べる資料館です。

今回は、そんな丁子屋の魅力を、たっぷりご紹介します。

丁子屋さんの歴史

ねえねえ、こんぺいくん!静岡県にある丸子宿っていえば“とろろ汁”で有名だけど、あの『丁子屋』さんって、すっごく昔からあるんだって!

えっ、どのくらい前からなの?

なんと…慶長元年1596年!!

うひゃ〜っ!戦国時代じゃん!その頃って、たしか豊臣秀吉が小田原攻めに向かってた頃でしょ?

そうそう!ちょうどその時代、駿府の町が焼けるような混乱の中で、初代・平吉さんが“お茶屋”として暖簾を掲げたのが始まりなんだって。

お茶屋さんだったんだ!?今でこそ“とろろ汁の丁子屋”って呼ばれてるけど、最初は旅人の休憩所みたいな場所だったのか〜。

そうそう!そうなんだよ。しかもね、富士山の噴火とか、大政奉還とか、戦争とか…いろんな時代の波をくぐり抜けながら、場所を変えずに400年以上もずっと〜丸子宿で営業してるんだって。

すごすぎる……。
それだけ長く続けられたのは、旅人への“おもてなしの心”があったからかもね。

うんうん!身分とか関係なく、立ち寄った人たちに“ひとときのやすらぎ”を提供してたんだって。松尾芭蕉や十返舎一九、歌川広重みたいな有名人たちも訪れてたらしいよ〜。

まるで歴史の中にタイムスリップしたみたいだね。…ねぇぽんすけくん、これから食べに行こうよ、とろろ汁。

賛成っ!歴史の味、たっぷり味わっちゃお〜!きっと“ぬくもり”がしみわたるね〜♪

外観

わっ…!茅葺き屋根!まるで江戸時代にタイムスリップしたみたい…ここがあの有名な“とろろ汁の丁子屋”かぁ〜!

400年以上も旅人を迎えてきたって聞いてたけど、ほんとに昔のまんまだね。建物がもう“語ってる”って感じ!

うんうん、看板も風情たっぷりだし、軒下に吊るされた竹のれんとか、いい味出てる〜!あ、お腹すいた!行こ行こ!

店内

店内も広いし風情があるね!!

机の座席で周りに東海道五十三次の絵が飾られていたね。

名物 とろろ汁

とろろがふわっふわで、麦ごはんにかけたらもう最高…!まるで胃袋に“やさしさ”が流れ込んでくる感じだったよ!!

ぽんすけ、さっきの小鉢に入ってた、ちっちゃいまるいの…あれ何だったの?

あっ、あれはね、“むかご”っていうんだよ。山芋の“赤ちゃん”みたいな存在なんだって〜!土の中じゃなくて、山芋のツルにできるんだよ。小さくてコロコロしてるけど、味はしっかり“ほくほく”していて美味しいんだ。

なんかクセになる味だった〜!ほんのり甘みもあったよね?
デザートに頼んだ自然薯のアイスも優しい甘みがあっておいしかったな。

歴史資料館

ねぇぽんすけ、ここ…ごはんだけじゃなくて、中の展示もすごくない!?なんか時代劇のセットみたい〜!

あそこ見てごらんよ。あれ、江戸時代に実際に旅人が使ってた道具なんだって!

わっ、ほんとだ!背負い袋に杖に…これ担いで、東海道を歩いたのかなぁ…すごいなぁ〜

ね、旅ってロマンだよね〜。しかもね、ここ丁子屋さんは“丸子宿”って宿場町の中でも名物だったんだって

あっ!あそこに飾ってあるの…あれ、もしかして…広重の絵?

正解〜!歌川広重の“東海道五十三次”!“丸子 宿”を描いた一枚なんだよ〜!

わ〜、色も構図もすっごい素敵!しかも、芭蕉翁の俳句とか、十返舎一九の作品まであるじゃん…!

旅の文化を味わいながら、とろろ汁を食べられるなんて、もう最高の時間だよね〜

ここはもはや“食べる資料館”だね!ごはん食べながら歴史を味わえるなんて、めっちゃ贅沢!

開店時は激混み

おいらたちは、混むって聞いてたから10時ちょっと過ぎに着いて、そのおかげで開店と同時に入れたんだよ〜!
でもね、10時50分の時点ではもう30組・40分待ちの行列ができててびっくり!
人気店だから、のんびりしてるとけっこう待つかも…。
早めに行って並ぶのが、ゆったり楽しむコツだよ♪

受付は、お店の前にあるタッチパネルでやるんだ。
番号が呼ばれてから15分以内に行かないと、キャンセル扱いになっちゃうから注意!
名前を書いたら、ちょっと近くを散歩…もいいけど、時間チェックはお忘れなく♪

駐車場

普通車が80台、バスが8台駐車できるスペースがあるんだって。 ​

まっぷ

公式HP

静岡市で食事するならとろろ汁の『元祖 丁子屋』へ
静岡市で食事するならとろろ汁の『元祖 丁子屋』へ

ぼく、丁子屋さんのホームページも見てみたんだけど、これがまた読み応えバッチリなんだ〜!
創業400年以上の歴史のこと、名物とろろ汁のメニュー紹介、展示されてる歴史資料のこと、建物やお部屋の雰囲気まで、しっかり書かれててすっごく参考になったよ。
行く前にチェックしておくと、もっと楽しめるかも。
まさに一読の価値あり!だね。

ぽんすけのまとめ

400年以上も続く丁子屋さん、まるで江戸時代にタイムスリップしたみたいで、おいら大満足だったよ!

名物のとろろ汁はもちろん、
昔の旅人の道具や歴史資料、趣のあるお部屋まで、見どころがいっぱい。

行くときはちょっと早めに到着するのがおすすめ!
開店前から行列ができるほどの人気店だからね〜。

旅とごはんが好きな仲間たち、
東海道の丸子宿にある丁子屋さん、ぜひ一度訪れてみてね!

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